モアレ講座(理論&撮影方法編)を3/29に開催しました

前回に引き続き今回も活動報告になります。

タイトルにある”モアレ”というのは、フリー百科事典「Wikipedia」によると

モアレまたはモワレ(仏: moire)は、干渉縞ともいい、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことである。

また、規則正しい模様を、デジタル写真などのビットマップ画像にした場合も、画像の画素解像度と模様の周波数のずれが原因で同様の縞模様が発生するがこれもモアレと呼ぶ。また印刷でも網点という点の集まりに画像を変換するので同様の現象が発生する。

モアレそのものも周期を持ち、この周期は元になる模様の周期の組み合わせで決まる。物理学的にいうと、モアレとは二つの空間周波数のうなり現象といえる。様々な形態で発生するため、モアレにもいろいろなものがある。モアレを望ましからぬものとして取り除く対象にする場合もあり、逆に発生したモアレを有用なものとして利用する分野もある。

 

この現象、私たちが身近に見られるものとしては、テレビに出演されている方のシマシマ模様のある服を着ている人をみると、その本来の服本来の縞模様以外にあるはずのない波を打ったような模様が現れる事があるのを見たことがある人もいるかと思います。

あれがモアレです。

また、現在ではあまり行われていないようですが、小学校や中学校で脊柱側わん症などの背骨の病気の検査用として利用されていた時期もあったようです。

このような写真です。

モアレ写真サンプル


正式には”モアレトポグラフィー”と呼びます。

私の整体院では、このモアレ写真を活用した身体のゆがみを診断するツールの一つとしてとても大活躍しています。

モアレ写真を撮影するためには特殊な装置が必要です。

モアレ撮影装置

 

上の写真のように、並行に糸を張った衝立(左側)と発光器(右側)+カメラがセットになったものがモアレ写真撮影装置になります。

しかし、単に写真を撮影しただけでは、分かりづらいため、理解しやすいようにモアレ写真にいくつかのラインを書き足す事で、ゆがみがどのようになっているのかを客観的に視覚で確認することが出来るようになります。

 

このモアレ写真を活用したいという希望者に対して、講座を久しぶりに開講することになりました。

今回開催した講座名は、「新モアレ講座 理論&撮影方法編」としました。

この講座は、簡単な理論から、モアレ写真を撮影、身体のゆがみを解析できるよう写真にラインを入れる作業とさらにそのモアレ写真で基礎的な説明が出来るようになるまでの、一連の知識と技術を習得して頂くことを目的としています。

装置の説明をしています

自分で撮影したモアレ写真にライン取り

真剣です


なお、この講座は基礎編であり、この後には問診編を用意しています。

問診編では、いくつものケーススタディを学ぶことで、実際の診断に役立てて頂ければ幸いです。

今回ご紹介した基礎編と合わせて問診編も受けてみたいという方がいらっしゃいましたらお問い合わせ下さい。

このブログ内でもモアレを紹介している記事があります。

『どこを診て何を治せばよいのか?』① ~理論編・道具編~(整体は人間学だ 2018/7/4)

『どこを診て何を治せばよいのか?』① ~理論編・道具編~

ほかにも参考までに、モアレ写真を活用したビフォー&アフターの記事を10年位前の私のアメブロに載せています。

ご興味お有りの方は参照してみてください。

腰痛・脚のしびれ 50代女性  ビフォー&アフター

股関節痛 40代 女性 ビフォー&アフター

肩こり・頭痛 20代女性 ビフォア&アフター

原因不明の背中の痛みと息苦しさ 40代 男性 ビフォア&アフター

脊柱側わん症 小一 女性 ビフォア&アフター

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