『各プログラムとステージの概要について』
当院での治療プログラムとアフターケアプログラムの概要について書いておこうと思います。
各プログラムとステージの概要
【1st ステージ 治療プログラム】(治療期)
治療プログラムには、診断プロセスと治療プロセスの2種類があります。
A.初期診断プロセス
① カウンセリング
② 姿勢測定(ゆがみーる)
③ モアレ写真
上記ツールを活用し、来院時における初期の身体の状態を、履歴や現状を客観的に把握していきます。また初期診断終了後も、治療のプロセスと診断のプロセスはほぼ同時に進行していきます。
B.治療プロセス
① 骨盤矯正
② 脊椎矯正
③ 頭蓋骨矯正
④ 股関節矯正
⑤ 必要に応じ個別部位への矯正や調整
⑥ 各種筋肉のバランス調整
⑦ 関節の可動範囲を広げる
上記のような治療プロセスを経て、身体全体の姿勢バランスや筋肉の調整を行い、機能の回復を目指すとともに、症状の改善を図ります。
【2nd ステージ アフターケア・プログラム】(養生期)
このステージでは、治療がひと通り終了した方が最初に通るステージとなります。
1.初期定期検診(1ヵ月検診)ステージ
①再発防止
②治療部位の安定化
治療終了後の約3か月を「身体の養生期間」と定めています。この段階では、まだ最終的な治療完了までには至っていません。治療効果とからだの安定化を図る大事な時期となります。
この3ヵ月間に大きな問題が出ないかを見極めていき、再発しにくい身体作りに専念して頂きます。
■アフターケア・プログラム
このプログラムでは、治療中もしくは治療終了後、治療効果を固定するため、または身体機能の向上を図るために完全個別の運動プログラムを指導し、自宅にて実行して頂きます。
※なおセルフケア・プログラムも呼び名が違うだけで基本的にはおなじものです。
① 良い姿勢(立つ、座る、歩くなど)を作るための姿勢強化の指導
② 機能の衰えた関節や筋肉を強化するトレーニング指導
【3rd ステージ セルフケア・プログラム】(維持・向上期)
このステージになると、再発防止のためのセルフケア・プログラムとなります。
2.中期定期検診(3ヵ月~6ヵ月検診)ステージ
① 再発防止
② 予防&健康維持
③ 姿勢にとって悪いクセなどを発見する
初期定期検診で特に問題が発生しない場合には、このステージに進んで頂きます。
目的は、故障の再発防止と健康維持となります。このステージになると、患者さんの体調や都合に合わせて、1ヵ月~6ヵ月の範囲で身体のメインテナンスとして受けて頂きたいと思っています。
当院の約8割の患者さんは、このステージでのご利用を頂いております。
3.長期定期健診(6ヵ月~1年健診)ステージ
① 故障箇所の早期発見
② 予防&健康維持
ほぼ半年から1年に1回といった比較的長期の健診ステージです。
長期定期健診時でも、自覚症状がでている方を含め、初期段階での不調や故障が発見される方がおよそ1割いらっしゃいます。
☆なお、どのステージであっても問題が発見された場合には、再治療をお勧めしております。
再治療に入りますと、その時におけるステージはリセットされ、一旦治療プログラムへと戻って頂きます。
当院のプログラムを上手にご利用して頂き、いつまでも元気で過ごして頂きたいと思っています。
※初掲「いやさか通信」2015年8月号&9月号 より