『良い座り方』をペットボトルで身に付ける方法

ペットボトルを使うと良い座り方ができる

前回紹介した座り方だと、背もたれのあるイスに座る場合、背中をもたれて座った方がラクなような気がしますよね。
それに背中の安定感も増します。

そこで、オススメなのはペットボトルを背もたれと背中の間にはさんだ座り方です。

ペットボトルは500mlサイズのものでボトルが丸いものをご用意下さい。四角いものだと角があってうまく使うのが難しくなります。
またボトルの形はストレート(くびれがあったり上下のサイズが違うものは不適)のものがよいでしょう。

深く座っただけでは背中を伸ばすのが難しい

まず、上の写真のようにお尻が背もたれの根元部分に当たるように深く腰かけてみましょう。

しかし単に深く腰を掛けたぐらいでは、なかなか背筋をまっすぐに伸ばすのは難しく、どうしても写真のように上背が丸まりやすくなってしまいます。

ペットボトルを使った座り方

それでは、用意したペットボトルを腰より少し上(腰が一番前へ反った部分ではなく、それより拳1個分くらい上の肋骨が後ろに反り始めたあたり)の背中とイスの間にペットボトルを横にして入れ、背中をペットボトルに少し押しつけるようにして固定させます。(上の写真)

(ペットボトルは白丸印のところに入れます。下の写真を参考に)

腰の反りが強すぎると腰痛などが悪化することがあります。特に脊柱管狭窄症などで背中を伸ばすと痛みやしびれがでるようであれば、この座り方は不適切なので中止して下さい。

☆ワンポイント・アドバイス:車の運転時やバス旅行など長時間座る姿勢が続く場合にお試し下さい。

正しく座れているかのチェックポイント

上の2枚の写真は、両手を使った姿勢のチェック方法です。

① みぞおち部分と下腹部に左右の手をそれぞれ置きます。
② 下腹部を引っ込ませてみぞおちに置いた手と下腹部に置いた手が上からのぞき込んで同じ高さ、または下腹部のほうが後ろ(低く)になるようにしましょう。

※初掲「いやさか通信」2016年4月号より

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