マインドフルな瞑想とヨガが慢性的な痛み、うつ病などの障害を大幅に改善することが分かった

前回ボーッとする時間を持つことが脳にとっても身体の健康にとっても大切ということで、マインドフルネスについても少し紹介させて頂きました。

マインドフルネスと瞑想には若干の差があるようですが、呼吸が大事である事には変わりはありません。

ですから、呼吸に意識を向け自分の身体や心の状態をただ受け止める(反応しない)だけでよいのだそうです。

(まぁ、それが難しいといえばそうなのですが・・・)

そのやり方のひとつとして、ヨガが挙げられるでしょう。

ヨガは、アクロバティックな姿勢についつい目が奪われがちですが、ヨガそのものは呼吸法であり、その中の一つとしてヨガのポーズがあるそうです。

あいにく、私はヨガ実践者ではありませんので、ヨガについて語る資格はないのですが、ヨガやゆっくり行う太極拳・気功の効果については信用しています。

ですから、私のところに来る方にも、その方が興味や関心があるようならば、ヨガなどをされるようにおすすめしていますし、呼吸法や物事に対する受け止め方なども指導させて頂くこともあるのです。

今年の初め頃にもヨガや太極拳などが腰痛など慢性痛に効果が有る、と言う記事を書きました。

ヨガ・太極拳・気功は腰痛に効果があるのか?(2020/02/18)

ヨガ・太極拳・気功は腰痛に効果があるのか?

今回ご紹介する記事も、ヨガと瞑想が慢性痛に効果が有る、というものです。

 

ヨガと瞑想で慢性的な痛みを軽減

Yoga and meditation reduce chronic pain 
   Science Daily(2020/10/01)

ここからです。


8週間のマインドフルネスに基づくストレス低減コースの参加者は、痛み、うつ病、障害のレベルの大幅な改善を報告。

  米国オステオパシー協会発行の学術誌(Journal of the American Osteopathic Association)の研究によると、マインドフルネスに基づくストレス低減(MBSR)コースは、慢性的な痛みやうつ病の患者に効果があり、参加者の痛み、気分、機能的能力の大幅な改善につながることが示された。調査回答者のほとんど(89%)は、プログラムが痛みにうまく対処する方法を見つけるのに役立ったと報告し、残る11%は変化なしと報告した。

 慢性疼痛は、米国で推定1億人に影響を与える一般的でありながら深刻な医学的状態であり、年間約6,350億ドルの費用がかかっていると言われている。

 この小規模な研究は、手頃な価格、依存症、ケアへのアクセスの問題が一般的であるオレゴン州の半農村部で実施された。

参加者は、8週間にわたりマインドフルネス瞑想とマインドフルハタヨガの集中的な指導を受けた。

 「ほとんどの場合、慢性的な痛みが完全に解消されることはないため、多くの人が希望を失っています。しかし、マインドフルなヨガと瞑想は、治癒のプロセスをサポートする身体構造と機能を改善するのに役立ちます。」

 と、地域医療センターのシンシア・マースク博士(Cynthia Marske, DO)は述べた。

 そして、癒やす(Healing)ことと治す(Curing)ことは本質的に異なるものだと、とマースク博士は説明する。

 「治癒(Curing)とは病気を取り除くことを意味し、より完全になることを意味します。慢性的な痛みによる癒やしには、管理可能なレベルの痛みと共に生きることを学ぶことが含まれるのです。このためには、ヨガや瞑想は非常に有益です。」

 とマースク博士は続けた。

 この研究では、マインドフルな瞑想とヨガが、患者の痛み、抑うつ、障害に対する認識を大幅に改善することがわかった。

 コース終了後、うつ病の標準的な尺度である患者健康アンケート(PHQ-9)のスコアは、27満点で3.7ポイント低下した。

 マースク博士によると、患者の中には抗うつ薬を使用しても同様の低下を経験する人もいるという。

 「慢性的な痛みは、しばしばうつ病と密接に関連しています。マインドフルネスに基づいた瞑想とヨガは、患者の心身の健康を回復するのに役立ち、単独で、あるいは治療や投薬などの他の治療と組み合わせて効果を発揮します。」

 研究参加者は、MBSRの指導を受けた。これは、現在の瞬間に自己を認識し、なにも判断しない方法を訓練する体系的な教育プログラムだ。

 この結果は、MBSRが知覚されたうつ病を改善しながら、慢性疼痛の補助的治療として有用であることを示す他の証拠を裏付けるものだ。

 「肝心なのは、患者は慢性的な痛みに対処するための新しい方法を求めており、医薬品以外の効果的な治療法が利用可能であるということです。私たちの調査結果は、瞑想とヨガが、慢性的な痛みからの救済を求める人々にとって、実行可能な選択肢になり得ることを示しています。」

 とマースク博士は述べた。


ここまでです。

ヨガに限らず、適切かつ適度な運動はすべての慢性痛などの軽減に効果が有ります。

ですので、ヨガだけにこだわる必要はなく、ご自分の好きな運動をされても良いでしょう。

ただし、できれば勝敗などのない対戦以外の運動の方が良いでしょう。一人内省的に行える運動の方をおすすめ致します。

 

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