『良い姿勢』で座れているかを簡単にチェックする方法
実際、自分がしているその姿勢が良いのか、悪いのか判断に困る方もいるかも知れませんね。
そこで、良い姿勢か悪い姿勢かを簡単に確認する方法についてお伝えします。
『良い姿勢』で座れているかを簡単に確認する方法
まず、普段の座り方で脚を組んでみて下さい。(写真では、右脚を組む例で説明しています。)
一般的にみなさんが座っているような普通の座り方だと、上の写真のように、簡単に足が組めるはずです。
脚が組めると言うことは、挙げている脚側の方に骨盤が傾くことで(写真では、右側)、足を組みやすくしているから簡単に組めるのです。
骨盤が傾くと、そのままでは体が倒れてしまいますので、今度は背骨がその反対方向に曲げ、上半身を真っ直ぐに保とうと、背中の筋肉が緊張して(固くなって)支えます。
この姿勢が長く続けば、腰や背中、肩、首などが疲労しますので、それがコリや痛みなどで認識されるようになるのです。
※脚を組み替えることも自然な身体の働きです。
それでは、今度は良い姿勢で座り直してから、もう一度脚を組んでみましょう。
もしも、すぐに足を組むことが出来た場合、残念ですが良い姿勢で座れていません。
もう一度前回までの良い座り方や注意点を確認してみて下さい。
正しく座れていれば、脚を組むのが非常に難しくなっているはずです。
左の写真では、無理に脚を組もうとしている為に、頭が左に傾いてしまっているのが分かります。これは脚を引っ張りあげようとしてるからです。
もし、自分が脚を組んでいたら、悪い姿勢で座っているんだ、と自覚する事が脚を組むクセをなくし、良い姿勢で座る意識を高めます。
是非、上記の方法で良い姿勢で座れているかを確認してみてください。
※初掲「姿勢指導ガイドブック2018年初版」から