『消炎鎮痛剤は悪魔が天使の仮面を被っている』② ~痛み止めは病をつくる~

“痛みどめ”は「病をつくるクスリ。使い続けてはいけない」(元新潟大学医学部 安保徹 教授)

飲むと痛みがもっとひどくなる

「消炎鎮痛剤を常用してはならない。体調が悪い、病気がなかなか治らない。このような場合は、何か薬を常用していないかどうか振り返ってみましょう。たとえば頭痛持ちの人や、生理痛で悩んでいる人は、痛みが来るたびに”痛み止め”(消炎鎮痛剤)を使っていないでしょうか?」

消炎鎮痛剤を使い続けてはいけない理由
①作用が強い
②交感神経を緊張させる(ストレスになる)
③血流障害を起こす
④顆粒球が組織を破壊する
⑤炎症を起こし痛む

『「薬をやめる」と病気は治る』安保徹 著 から

・・・そう、痛みどめが「痛みの原因」になるのです。

消炎剤、解熱剤が治癒を阻んでいた

現代薬の多くは、交感神経の緊張を促す作用を持っています。体調が悪い人、病気にかかっている人は、すでに慢性的な交感神経緊張状態にあります。こうした人が、交感神経の緊張を促すクスリを使うと、当然のことながら交感神経はますます緊張して血流が悪くなり、顆粒球の増加、リンパ球の減少に拍車がかかります。免疫力も低下するので、自分で治そうとする力を失っていきます。つまり不快な症状は止まっても、病気そのものは治さないまま。その結果、病をさらに悪化・慢性化させてしまうのです。

また消炎鎮痛剤は湿布薬としても日常的に使われているので、長く使用を続けていると交感神経刺激作用によって興奮してきます。湿布薬を使っている人が夜に眠れなくなったり、高血圧症が合併したり、糖尿病になってして、いろいろな病気が加わってゆく原因になっていることも知っておく必要があります。こうした作用によって体調不良が出て辛い人生に入ったり、薬漬けになったりする傾向が出てきます。

病をつくる代表格であるクスリ

痛みどめのクスリは大別すると3種類
①「解熱鎮痛剤」
②「非ステロイド系・消炎鎮痛剤」
③「モルヒネ」

とりわけ、体にストレスになるのは、「消炎鎮痛剤」と「ステロイド剤」。ステロイド剤は救急救命に必要な場合があり、そのようなケースは例外ですが、通常の治療でこの2種類を使い続けることで、「病をつくるクスリ」となるのです。

消炎鎮痛剤を使うと自己治癒力が下がります

血流を止める対症療法の怖さを知ることが大事です。 消炎鎮痛剤は、血流を止めて冷やす為の薬ですが、冷やす力がさらに強いのが、ステロイド。これで身体の芯まで冷やしてしまいます。治癒に向かう際に、副交感神経=リラックスの神経が一気に働き始めると不快な症状が出ます。
マッサージや整体、鍼灸は、副交感神経に刺激を与えて血行を良くして治癒に向かわせるのですが、消炎鎮痛剤を使用しながら治療すると、その効果が相殺されてしまうので、治りが悪くなるのです。

消炎鎮痛剤が引き起こす病気

「患者さんに別の症状が現れると、今度はそれを抑えるために、医師は降圧剤、経口糖尿薬、睡眠薬など新たな薬を処方します。こうして終わりのない対症療法が始まる。」(安保徹)

「痛み止めを使っている人は、体がものすごく冷えている。手足やおなか、お尻がまるで氷のように冷たい」

「消炎鎮痛剤を長く使っている人で、頭痛に悩まされている人があまりに多いのには驚きます。」
(東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニック 斑目武男ら臨床医師達の話)

もし、あなたが次のような症状や病気があり、消炎鎮痛剤を常用しているのなら今すぐ服用を中止しましょう。

①血圧が高い
心臓から送り出される血液が、血管の内壁に加える圧力を血圧といいます。消炎鎮痛剤は交感神経を緊張させて血管を緊張させます。血管が絶えず絞られていると、血管の抵抗が高くなり血圧が上昇します。

②血糖値が高い
交感神経の緊張によって、副腎から分泌されるアドレナリンは、血糖値を上昇させるグルカゴンというホルモンの分泌を促します。また、増加した顆粒球から放出される活性酸素は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)を分泌する膵臓のランゲルハンス島を破壊します。これによって、インスリンの分泌能が低下するので血糖値が上昇します。

③手足が冷たい
交感神経が緊張して血流障害が起こると、末梢にまで血液が届かず、手足がいつも冷たいという症状が現れます。女性の場合、冷えから婦人病が発症することが非常に多いのです。

④子宮内膜症と言われた
先の冷えにも関連することですが、消炎鎮痛剤の常用は婦人科系疾患の発症リスクを高めます。生理時の頭痛や腹痛を和らげるために、消炎鎮痛剤を常用しているひとは、骨盤内の血流が悪くなるために、子宮内膜症や卵巣嚢腫にかかりやすくなります。

⑤頭痛・腰痛・生理痛など体のどこかが痛い
慢性的な血流障害と顆粒球の増加によって組織が破壊され、体のあちこちに痛みを生じるようになります。頭痛を止めるために薬を使っていたら、腰痛になった、ひざ痛になったという例はめずらしくありません。

⑥眠れない・気分が不安定・疲れやすい・だるい
薬を使い続ける事で交感神経緊張状態が固定し、体は常に興奮状態にあります。脈がカタカタと速く打つようになり、体は疲れやすく不眠になります。心臓もドキドキするので、気分がとても不安になります。

『「薬をやめる」と病気は治る』安保徹 著 から

これらの症状が現れれば、その症状を抑えるために新たな薬が処方されます。
そうして、あなたにはまた何種類かの薬が追加され、その飲み合わせによっては原因不明の病気がまた一つ増えていくことになるかも知れません。

消炎鎮痛(だけではないですが)が薬原病(薬が原因で起こる病)とも言われているのがこれでわかりますよね?

薬は適時適量を守って正しく使いましょう。出来ることならば「飲まない」、という勇気も必要ですね。

☆次回はテレビコマーシャルなどでも良く見掛けるシップ薬について、もう少し書きたいと思います。

※初版「いやさか通信」2013年8月号&9月号 特集記事より

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