遺伝的に肥満になりやすい人でも肥満を防げるエクササイズがある?

遺伝的に肥満になりやすい人でも肥満を防げるエクササイズがある?

私たちは経験的に、遺伝的に太りやすい家系と太りにくい家系があるのではないかと思っています。

それでは、遺伝的に太りやすい肥満遺伝子を持っている人は、太るのが必然になってしまいますが、それは運命なのでしょうか?
最近の研究では、先天的なものだけではなく、後天的つまり環境のほうが大きく左右されることが分かってきています。

肥満問題のひとつの解決方法は運動です。

それでは、代々肥満遺伝子を受け継いでしまった肥満になりやすい人にとって最適な運動はあるのでしょうか?

8月1日に発表された研究内容で、そんな肥満遺伝子を持つ人でも、効果の高い運動法が見つかったようです。

「肥満遺伝子」を持っていてもジョギングと5つのエクササイズが肥満を防ぐ

 
ランニングマシンで走る女性
 
ここからです。
 
肥満になる可能性を高める遺伝子を受け継いだ人にとっては、体重を増加を抑えたいという希望があります。

国立台湾大学のワン・ユリン(Wan-Yu Lin)による研究は、肥満を増長する遺伝的影響と戦うのに特に効果的な運動の種類を特定したと、8月1日のPLOS Genetics誌に発表した。
 

世界中で肥満は、人の遺伝学とライフスタイルの間で相互に作用にするため、コントロールするのが困難です。
医師はしばしば運動を勧めますが、遺伝により肥満になりやすい人の体重増加を抑えるのにどんな種類の運動が最適なのかは明確ではありません。

30~70歳の18,424人の漢民族(中国で一番多い民族)の成人を対象とした新しい研究では、個人の遺伝と自己報告された運動習慣との関係性を調査した。
研究者は、肥満指数(BMI)、体脂肪率、ウエストヒップ比など、肥満の5つの指標に特に注目し、定期的なジョギングが肥満をコントロールするためには最適の運動の一つであることがわかった。また、登山、ウォーキング、パワーウォーキング、特定の種類のダンス、長時間のヨガの練習も、肥満になりやすい個人のBMIを低下させる。しかし驚くべきことに、サイクリング、ストレッチ運動、水泳、ダンスダンスレボリューション(アーケードの音楽ゲーム)は、肥満に対する遺伝的影響を防ぐことはなかった。

全体として、この研究では、肥満に関して遺伝学は運命ではなく、何種類かの運動を定期的に行うことで、その肥満遺伝子の影響を軽減できることを示唆しています。以前の研究は、頻繁な身体活動が肥満に対する遺伝的影響を鈍らせることを示しましたが、これらの研究はBMIのみに焦点を合わせていました。この新しい研究では、代謝の問題により密接に関連している肥満の他の4つの尺度も考慮しているが、肥満は深刻な公衆衛生上の課題でもあるため、運動の利点だけを誇張することはできない。

ここまで

*訳者注:パワーウォーキングとは、ドイツ人ハートヴィッヒ・ガウダー氏が提唱する歩き方だそうです。
 ウォーキングをする際にただ歩くだけでなく、いつもより歩幅を広げて早足で歩いたり、坂道や階段を積極的に歩いたりするなどパワーアップをすることで、体力の向上、体脂肪の減少、筋肉の柔軟性が高まります。ウォーキングの効果を最大に引き出すには、自分の体にかかる負担を正確に見定める必要があります。その目安となるのが心拍数で、パワーウォーキングでは心拍数を基に個人個人にあったウォーキング方法を実践します。

以下にリンクを貼っておきます。

パワーウォーキングクラブ日本本部サイト

記事にもあるように、

<驚くべきことにサイクリング、ストレッチ、水泳には肥満に対する遺伝的影響を防ぐことはなかった>

この研究報告は、衝撃的です。

肥満の方は、そもそも身体が重く、膝などを痛めてしまっていることも多いですから、走ることはおろか歩くことさえ辛いこともあり、こういったには通常の運動をおすすめできない場合もありますが、水泳なら水の浮力によって膝への負担が少ない事から勧めることができると考えていました。

運動することによってのダイエット効果はあるものの、この研究では遺伝的影響を予防することはなかった、と報告しています。

まぁ、この研究報告では遺伝的な影響の有無を調べることなので、運動の効果が無いとは言っていません。とにかく、何種類かの運動組みあわせて定期的に行うことについては確かに健康にとって良い効果があるのですから、続けて欲しいものです。

 

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